姫路L-AIR 2027春季レジデンス|革×映像・デザイン等、11月30日締切・制作支援最大月25万円
革の産地・姫路高木地区で制作する2027年度L-AIR
一般社団法人L-AIRは、兵庫県姫路市花田町高木の皮革産業や地域文化をテーマにした2027年度アーティスト・イン・レジデンスの参加者を募集しています。絵画や彫刻に限らず、デザイン、写真、映像、インタラクティブ表現、工芸、パフォーマンスなど多様な分野の作家が応募を検討できます。ただし、採択には革の素材・技術や地域との交流に取り組むことが前提です。単に機材や撮影場所を無料で借りたい人向けの施設利用募集ではありません。
現在応募できる春季は2027年4月1日~6月27日
2027年度のレジデンスは年4シーズンに分かれ、各シーズンの採択者は最大2名です。春のSeason 2は2027年4月1日から6月27日までで、応募締切は2026年11月30日(月)23時59分、日本時間です。Season 1の2026年9月30日締切はすでに終了しています。Season 3は2027年3月1日、Season 4は2027年5月31日が応募締切です。募集は年間を通じて受け付けていますが、この記事では現時点でまだ応募できる春季枠を中心に説明します。滞在は原則2~3か月です。
日本の作家は最大月25万円、海外作家は最大月15万円の制作支援
公式要項では、制作支援費の上限は日本人作家が月25万円、海外作家が月15万円と分けて示されています。いずれも採択されれば必ず満額が支払われる定額給与ではなく、対象となる制作活動日数や主催者との調整によって算定されます。海外作家には別途往復渡航費の支援があるため、制作支援費の月額に違いがあります。最も大切な注意点として、この支援費は**生活費ではありません**。食事・日常生活の費用は自分で用意し、健康保険・傷害保険など必要な保険にも各自で加入します。
宿泊・工房設備と滞在中の活動
滞在先は兵庫県姫路市花田町高木77にあるL-AIRのレジデンス施設です。1階に共用生活スペース、2階に施錠可能な個室の寝室があり、施設内のオープンスタジオや革に関する機械・設備を利用できます。Wi-Fiは提供されますが、パソコンや周辺機器は原則として用意されません。専門的な映像機材、センサー、音響機器などの使用は別途相談が必要です。作家は地元のタンナー・職人や住民との関係を築き、オープンスタジオ、最終発表、講演等を通じて制作の過程や成果を公開します。
作品の寄贈条件と著作権・記録に注意
L-AIRが支給した革素材を用いてレジデンス期間中に制作した作品は、L-AIRのアーカイブ展示用に寄贈することが要項に明記されています。一方、自己負担で購入した革素材を私的時間に使って制作した作品や、レジデンスとは独立した活動による作品には同じ条件が適用されません。映像・写真など主催者が滞在記録として制作した資料の著作権・広報利用にも条件があります。採択後の日本語契約書が最終的な解釈の基準とされるため、著作権・所有権・展示に関する希望がある場合は署名前に必ず確認してください。
応募資格と提出書類
年齢・国籍・文化的背景の制限は設けられていませんが、日本語または英語で主催者と意思疎通できること、地域の皮革産業の歴史・技術に関心を持つこと、滞在中の生活や制作を主体的に管理できることなどが求められます。個人または2人組での応募が可能ですが、2人組だからといって支援金が2倍になるわけではありません。応募はinfo@l-air.or.jpへ、件名を「L-AIR Artist Apply」としてメール提出します。プロジェクト名、応募者名、テーマ、希望シーズン、経歴に加えて、公式指定のプロジェクトシートを必ず添付してください。ポートフォリオ等の参考資料も任意提出できます。
選考・進捗確認・最終発表
審査は書類選考の後、必要に応じてオンライン面接(Google Meet等)によって行われます。滞在開始後には1週目、1か月目、2か月目の進捗報告とスタッフ面談が予定されています。作家は最終展覧会・発表の設営や撤去にも主体的に関わります。個人生活や観光による不在日数は制作支援費の対象活動日として算入されない場合があるため、別の仕事やイベントと日程を重ねる人は事前に相談してください。最初の作品案から制作が発展すること自体は想定されていますが、地域との協働姿勢と実現可能性が選考で問われます。
主催団体と姫路の皮革文化
L-AIRは姫路の歴史ある革産地を拠点とする一般社団法人で、産業・工芸・芸術を結ぶ滞在制作やオープンスタジオを展開しています。公式サイトには過去の作家、公開プログラム、施設やスタッフによる支援の案内が掲載されています。世界的な皮革産地の一つである姫路の職人と新しい表現を結びつける取り組みは、インタラクティブな作品や映像・デザイン研究にも応用できます。ただし、デジタルアート専用の助成や単なる観光・取材旅費ではない点を踏まえ、制作計画を具体的に示す必要があります。
公式募集要項と応募窓口
この記事に書いてある内容は概要です。誤認を避けるために必ず公式ページで詳細を確認してください。
公式情報確認日:2026年10月19日。
関連する独立したアート募集と掲載相談
Aion Digital Art AwardはAion Laboratoryが別途運営する独立したコンペティションであり、今回のL-AIRレジデンスの選考や運営とは関係ありません。

