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第15回OAC学生広告クリエイティブアワード2026|映像・グラフィック募集、11月13日締切

musicassociatio
7 日前
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公益社団法人日本広告制作協会(OAC)が主催する「第15回OAC学生広告クリエイティブアワード」は、映像やグラフィックを学ぶ学生が、企業の実際の課題に向き合い広告作品を制作する公募だ。2026年の応募期間は9月1日から11月13日(金)まで。課題提供企業はANA(全日本空輸)とHonda(本田技研工業・本田技術研究所)の2社で、グラフィック部門と映像部門を設けている。高校・高専・専門学校・大学・大学院などの在学生が対象で、応募料は無料。出品点数に制限がなく、グループ応募も可能だ。生成AIを使った制作も認めているが、その事実を応募時に申告する必要がある。

デジタル表現だけでなく「何を伝えるか」が問われる

主催者は広告を単なる鑑賞用アートではなく、相手に何かを伝えるためのデザインとして捉える。グラフィック部門では、伝えたいことが明快か、ターゲットに届くビジュアル・構成になっているか、社会との接点があるかが重視される。映像部門では、限られた尺でメッセージを届ける設計、ストーリーの展開、視聴後に印象が残るかが評価の観点だ。高度な編集技術のみを見せる動画よりも、企業の課題を理解した企画が重要になる。

CG、アニメーション、タイポグラフィ、イラスト、モーショングラフィックスなど、自分が得意とする技術を使う余地はある。ただし、規定されている縦横比やブランド素材の使用条件を守り、誰に何を伝える作品なのかを明確にする必要がある。企業広告として制作したものが評価されるのであり、テーマと無関係なデモリールを送るだけでは課題に答えたことにならない。

ANAグラフィック:YouTubeサムネイルと企画趣旨

ANAのグラフィック部門では、ANA公式YouTubeチャンネルのサムネイルを自由に企画・制作する。A3サイズ1枚の中に、16:9のYouTubeサムネイルと企画趣旨をまとめるという課題だ。動画そのものを作ることとは異なり、見る人がどのような内容に興味を持つかを、1枚の視覚表現に集約する力が問われる。参考例には機内食の舞台裏やパイロットの訓練風景などが挙げられているが、これらの案を模倣する必要はない。

企画趣旨には、想定する動画テーマ、ターゲット、サムネイルで最も伝えたい点、クリックしたくなる工夫を記載するよう求められている。ANAを利用して海外から日本へ旅行したくなる気持ちをどう形成するか、視聴者の立場から考えよう。制作物が美しいだけでなく、サムネイルを見た人が内容を正しく期待できるかも大切だ。

ANA映像:海外の旅行者に届く20秒の縦型動画

ANAの映像課題は、海外の人がANAを利用して日本へ来たくなるようなショート動画。規定の映像サイズは9:16の縦型で、長さは20秒だ。制作の前提として海外空港からANAに実際に搭乗した経験は求められていない。行きたいと感じる日本の魅力やANAを選ぶ理由を、短い物語、アニメーション、視覚的リズム、映像と音の組み合わせで表現することができる。

20秒という短い時間では、すべての観光情報を並べるよりも、一つの明確な感情や変化を軸にしたほうが伝わりやすい。たとえば最初の数秒で旅行前の期待や発見を示し、後半でその気持ちとANAの体験が結び付く構成も考えられる。これはあくまで編集上の考え方であり、主催者が定めた唯一の正解ではない。

Hondaグラフィック:初めてクルマを買う若者にN-BOXを訴求

Hondaの共通課題は「初めてクルマを購入する若者がN-BOXを買いたくなる広告」。グラフィック部門では新聞15段、天地511mm・左右378mmで制作する。紙面内に指定のCIと車名ロゴを配置しなければならない。対象車種やモデルの魅力を調べたうえで、車を購入すると生活がどう変わるのか、初めての購入者の期待や不安にどんな答えを出せるかを考える必要がある。

公式募集ページにはN-BOXの素材、CI(GBSロゴ)や車名ロゴの使い分けガイドラインへのリンクがある。改変禁止のロゴや商品デザインを自由に変更した画像を作ると条件に抵触するおそれがあるため、素材の利用範囲を確認したい。生成AIなどで自動作成したブランド名・車両のディテールが実物と異なるケースにも注意しよう。

Honda映像:30秒以内の横型動画とロゴ表示

Honda映像部門の規格は16:9の横型、長さ30秒以内。グラフィックと同じく、初めて車を購入する若年層にN-BOXを訴求することが課題となる。映像には指定のCIおよび車名ロゴをそれぞれ0.5秒以上使う必要がある。ロゴの出し方だけでも作品の最後に正しい情報が伝わるかを大きく左右するため、絵コンテとタイムラインの段階で表示位置と時間を確保しよう。

店舗や施設で実車を撮影する場合は事前に許諾を取り、安全を最優先するよう主催者は求めている。過度な運転演出、第三者の顔が映る素材、権利のない背景音楽などは広告として使ううえで問題になり得る。アニメーションやCGを選択した場合でも、製品仕様と公式素材の取り扱いを確認することが重要だ。

学生応募資格・無料・複数出品とチーム応募

応募できるのは高校・高等専門学校・専門学校・大学・大学院等に在学している学生。個人でもグループでも応募でき、応募作品数の上限は設定されていない。主催者が案内する参加費は無料だが、制作や発送に必要な費用は応募者が負担する。学校単位で作品をまとめて応募する場合には、別に指定されたExcelの応募用紙を使い、課題提供企業と部門に応じてシートを分ける必要がある。

入賞者は翌2027年1月にウェブサイトで発表される予定で、事前に12月下旬ごろ受賞者へ連絡するという案内がある。表彰式は2027年1月15日にZoomを使用して実施する予定だ。主催者の発表予定と個々の作品の審査結果は別であるため、応募したことだけで受賞や企業による採用が保証されるわけではない。

グラフィック部門の応募はフォームに加えてPDFメール送付

グラフィック部門は、まず指定のGoogleフォームへ必要な応募情報を記入する。それとは別に、完成した作品をPDF形式にしてaward@oac.or.jpへ送る。件名は「学生広告2026」とし、本文に企業名・氏名・学校名・作品タイトルなどを記入する。作品ファイルを直接メール添付するか、大容量ファイル転送サービスのダウンロードURLを記載する方式が案内されている。フォームに名前だけ入力し、PDFを送ることを忘れれば提出手続きが不完全になる。

使用する素材や企画書の形式は課題ごとに異なるため、ANAサムネイルを提出するのかHonda新聞広告を提出するのかを明確にする。ファイル転送サービスを利用する場合はリンクが誰にでも閲覧可能で、ダウンロード期限に余裕があることを確かめたい。学校単位で取りまとめる場合は、指定のExcel書式の連番と作品名が一致しているかも確認しよう。

映像部門の応募は再生可能なURLをフォームに記入

映像部門はグラフィックと異なり、専用の応募フォームに作品URLを入力することで受付が完了する。学校単位での応募案内ではYouTubeの限定公開URLを用意し、再生できることを確認して貼り付けるよう説明されている。動画をメールに大きなファイルとして添付しただけでは、映像部門の指定手続きを満たしたことにはならない。

提出動画の横縦比や長さは課題提供企業ごとに異なる。ANAなら20秒縦型、Hondaなら30秒以内横型だ。応募フォームへのリンクが視聴できるか、著作権の申し立てによって音楽がミュートされていないか、同じ動画を別課題の規格で誤って提出していないか、送信前に視聴環境を変えて確認したい。

生成AIは使用可能だが申告必須

OACの公式要項は2026年度のグラフィック・映像両部門について生成AIの使用を認めている。ただし、作品制作に使用した場合は応募フォームまたは応募用紙にAI利用の事実を記載しなければならない。使用したモデル名だけでなく、どの工程で画像、文章、構成案、素材生成に使ったかを整理しておくと説明しやすい。応募者の制作意図や判断の部分を明確にできることが大切だ。

AIを使ったからといって、商標・ロゴ・写真・人物の肖像を無許諾で利用できるわけではない。また、AIが生成したN-BOXの形状や機能説明が実際と異なる可能性もある。企業広告の課題である以上、事実確認とガイドライン遵守を中心に人間が作品の完成度を検証する必要がある。

権利条件:企業広告として無償利用される可能性

応募前に必ず確認したいのが、入選作品の権利と公開条件だ。主催者および課題提供企業は、入選作をウェブサイトやSNS、パンフレット等に掲載できると案内している。さらに課題提供企業が実際の広告として使いたい場合、制作した学生に事前連絡をしたうえで、対価の支払いなしに使用許諾が成立する旨の規定がある。企業広告として使われる可能性があることを喜ぶだけでなく、報酬・使用範囲に納得したうえで応募しよう。

主催者は応募作品に第三者の著作権侵害がないことを求め、映像のBGMも権利処理済みの音源や自作曲などに限る。肖像や撮影場所にも適切な許可が必要だ。また、受賞作品を学生本人や学校のSNS等へ公開するのは授賞式後からとされている。審査前に自分の作品を自由に一般公開してよいとは限らないため、公募条件を先に読むべきだ。

応募フォーム・公式規約と問い合わせ先

この記事は2026年10月17日現在、公益社団法人日本広告制作協会の第15回公式募集要項を確認して作成した。締切は11月13日、応募料は無料。ANAとHondaで作品サイズ・映像尺・ロゴ要件が違い、グラフィックはフォーム+作品PDFメール、映像はフォーム+再生可能な動画URLであることが重要だ。規約や提出条件に変更があれば公式サイトを優先してほしい。問い合わせ先はinfo@oac.or.jp、電話03-3561-1220。

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