学生AI活用アイデアコンテスト2026|Web・映像・デザインの企画募集、11月3日締切
岐阜県多治見市の株式会社SMC-POWERが、Web制作、グラフィックデザイン、動画制作、SNS運用、マーケティングなどの実務に役立つAI活用の発想を募る「学生AI活用アイデアコンテスト」を開催している。応募締切は2026年11月3日(火・祝)23時59分。高校生、大学生、大学院生、短大生、専門学校生で、普段の授業や生活でAIを活用している人を対象としている。最優秀賞の賞金は10万円。完成アプリや高度なAIモデルを作らなければ参加できない公募ではない。
課題は「AIでSMC-POWERの仕事をどう変える?」
主催企業の業務には、Webサイト制作・コーディング、印刷物やポスターのデザイン、動画編集、企業のSNS発信、集客企画、マーケティング支援などがある。今回募集しているのは、こうした仕事をAIでより便利に、より伝わる形に、あるいは新しい表現へと改善するアイデアだ。単に流行の生成AIサービスを紹介するだけでなく、誰のどんな課題が改善されるのかを具体的に考える必要がある。
主催者が示す例には、イベント企画で発想を整理する、SNS投稿案の文章や画像を補助する、冊子原稿の初稿や校正を効率化する、Webコーディングを支援する、UI・UX改善点を見つける、といったものがある。これら以外でも、動画の字幕制作、デザイン案の比較、ユーザーの反応に応じた広告表現の改善など、多様な方向から考えることができる。ただし、例示した企画がすべて主催者の公式指定テーマというわけではない。
参加できる学生と重要な現地参加条件
応募資格は、高校、大学、大学院、短期大学、専門学校のいずれかに在籍し、授業や日常生活でAIを活用していること。学年・専攻は問われない。応募は個人単位のみで、チームやグループ名義では応募できない。美術・情報工学の専攻者だけでなく、普段の活動でAIの使い方を工夫している学生にも門戸が開かれている。
特に見落とせないのは、一次選考を通過した場合、2026年12月5日(土)に岐阜県多治見市のSMC-POWERで行われる最終発表会に参加できることが必須条件になっている点だ。全国から企画書を送信できるとしても、最終審査をリモート参加で代替できると主催者が約束しているわけではない。住んでいる地域からの交通、授業や試験の日程を確認してから応募しよう。
応募には企画書と「1分PR動画」の両方が必要
提出するのは形式自由のAI活用アイデア企画書と、本人について紹介する1分のPR動画。企画書には、解決したい課題、AIを使う方法、SMC-POWERの実際の仕事での活用イメージ、使用しているAIツールを含めるよう案内されている。図や作業フロー、簡単なデモ画面を添えれば理解を助けられるが、特定の有料ソフトで制作した完成作品を必須とする説明はない。
PR動画は自己紹介や現在取り組んでいることなど、自由な内容で自分を1分間で伝えるものだ。応募者の専門性だけでなく、どんなことに興味を持ち、自分なりに試しているかが分かるとよい。撮影機材や映像編集に多額の費用をかける必要があるという規定も見当たらない。画面に映る他人の顔、学校名、個人連絡先などの公開範囲には注意したい。
日程:11月3日締切、11月6日通知、12月5日最終発表
応募期限は2026年11月3日23時59分。一次選考の結果は11月6日(金)17時ごろまでに登録したメールアドレスへ通知する予定だ。時間を過ぎても案内が届かない場合、主催者は問い合わせ先として0572-26-7707を示している。最終発表会は12月5日(土)にSMC-POWER本社で開催され、一次選考通過者が自分のアイデアをプレゼンテーションする。
応募フォームへ進むには公式募集ページの「今すぐ応募する」を利用する。送信前に企画書のリンクやファイルが閲覧できるか、1分動画の音が正常に聞こえるかを確認したい。最終選考当日の詳しい進行、発表時間、持ち物などは一次選考通過者へ後日通知されるため、公開案内だけから決めつけないこと。
審査で重視されるのは現場とのつながり
一次選考では「SMC-POWERの実務に関連しているか」という観点が重視されると明示されている。例えば画像生成が速いことを示すだけでは、クライアントにとってどう役立つのかが伝わらない場合がある。実際の制作フローを「現状・課題・AI利用方法・改善後の姿」に分け、誰がどのタイミングで使うのかを整理すると企画の評価につながる可能性がある。
AIサービスは誤った文章や画像を作ることがあるため、著作権、個人情報、事実確認、最終的な人によるチェックの設計も重要だ。たとえばSNS文面を自動で提案する企画なら、確認前の文章を無条件に投稿しない運用や、ブランドの表現ルールに合わせて編集する仕組みを考えられる。これは公募で必須とされる固定の技術要件ではなく、現実的な実務活用を考える際の注意点である。
最優秀賞は10万円、最終発表会参加者には参加賞
募集ページでは最優秀賞の賞金10万円と、最終発表会参加者全員への参加賞を案内している。ここでいう「全員」は最終発表会の参加者を指し、応募者全員に10万円や景品が配られるわけではない。また、アイデアが評価されることと採用・雇用契約、実際の業務利用が保証されることは別である。
公式の一般向け説明には、旅費や宿泊費を全員へ一律補助するといった確約や、応募料の具体的な額は記載されていない。必要な費用、支給条件や権利の扱いが気になる場合は、応募フォームの同意条件と主催者への問い合わせで確認したい。とくに未成年者は保護者と連絡先の記入、応募後の移動負担などを相談しておくと安心だ。
発想を短い企画書にまとめるコツ
最初に、仕事の困りごとを一文で書く。次に、それを今どのような手作業で処理しているか、AIを使うと何が変わるか、途中で人間が確認すべき箇所はどこかを具体的に描く。そして期待する効果は「時短になる」だけではなく、やり直しの回数が減る、より分かりやすいビジュアルを探しやすくなる、アクセシビリティが向上するなど、評価しやすい形にしてみる。
企画を考える際は、自分が実際に使ったことのあるAIツールと、これから試したいツールを区別して書こう。未検証の効果を数字で断言するより、「この段階を実験し、成果を比較したい」と示す方が誠実で具体的だ。動画編集、デザイン、Web運用のどの分野から出発しても、実務に結びつく筋道を伝えることが重要になる。
公式募集要項と問い合わせ先
募集の原文と応募フォームはSMC-POWERの公式ページにある。問い合わせ窓口は0572-26-7707、メールweb@smc-power.jp、担当者は加藤・天野と案内されている。原則として営業時間内の受付なので、締切直前に疑問が生じないように早めに規約を読むとよい。この記事は2026年10月17日の公式公開情報に基づく。締切や最終発表の形式、応募データの扱いは最新の主催者案内を優先してほしい。

